ソーシャルレンディングのメリットとデメリットを再確認!

ソーシャルレンディング投資に興味はあるものの、具体的なメリットとデメリットがよくわからないという人もいるかもしれません。 そこでソーシャルレンディング投資を行っていく上での、代表的なメリットとデメリットをここではそれぞれ上げていきます。

1.ソーシャルレンディングのメリットとは

まず、ソーシャルレンディング投資を行う上でのメリットを見てみましょう。 投資家にとって他の投資手法と比較した時のメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

1-1 高利回りである

国内の会社の提供しているソーシャルレンディング案件を見ると、利回りは5%から10%になっています。平均的な水準では7%台というところでしょう。インカムゲインでこれだけの高利回りが得られる投資手法はなかなかありません。不動産投資でも安全性を重視するのであれば、利回りは5%以下です。株の配当金では高くても2%から3%でしょう。
基本的に投資しているだけで特に労働も発生せず得られるインカムゲインの利回りとしては、ソーシャルレンディングは非常に高い数字です。10%以上の利回りを提供している案件もあるので、リスクとリターンを考えながら投資先を選ぶことができます。

1-2 担保が設定されているものが多い

ソーシャルレンディングは正確に言うと投資ではなく融資です。そのため案件には貸し倒れが発生した時のための保証として、担保が設定されているものが多いです。担保がない案件で利回りが高いものだけではなく、担保がありながら利回りが高い案件も存在しています。
不動産は市場が確立されており、流動性の高い不動産担保が設定されている案件も多くあるので、万が一のリスクに備えて信頼性の高い担保もある案件を選んで投資ができます。もちろん不動産担保以外にも債権や動産、また保証がついている案件もあるのでそれぞれの担保の確実性を見ながら投資をしていきましょう。

1-3 不労所得を得られる

ソーシャルレンディングは、不労所得に近い性質の収入を得ることができます。ソーシャルレンディングは融資であるために、融資先の事業の成否に関わらず融資期間中は必ず一定の金利収入が入ってきます。
投資先を決めてしまえば後は、特に労働せずとも毎月分配金が入ってくるため、まさに不労所得とも言える収入を得られるのです。副業を始めたいが、なかなか時間もないし勉強している余裕もないという人でも、ソーシャルレンディングであればそ投資先案件の内容を吟味するだけで、すぐに投資を始められます。

1-4少額からの投資ができる

またソーシャルレンディング投資のハードルを下げているもうひとつの要因が、少ない投資金額から始められるという点です。不労所得として同じような性質を持っている不動産投資は、始めたくても物件を購入するための数千万円単位の現金もしくは融資が必要です。
しかし、ソーシャルレンディングは会社によっては1万円から投資ができますし、5万円程度あればどの会社でも投資を始められます。投資を行いたいが、なかなか資金を用意できないという人でも、毎月少額ずつ積み立てるように投資していくことで、将来的に大きな資産の形成を狙うことができます。そのため若年層からでも始めやすい投資手法になっています。

2.ソーシャルレンディングのデメリット

数々のメリットがあるソーシャルレンディングですが、投資である以上デメリッやリスクも存在します。 投資を始める前に知っておきたい、ソーシャルレンディングならではのデメリットについても取り上げてみましょう。

2-1.案件の途中解約ができない

ソーシャルレンディングは融資であるため、案件の運用中の解約ができません。 資金を必要としている事業者に融資しているわけですから、最初に契約した期間中には、基本的に返済は行われません。
自分の都合で、急に資金が必要になったので案件を解約したいという時でも、そのようなことはできません。投資期間中は自己資金でありながらも、資金を自由に使うことはできないのです。まだソーシャルレンディング会社に何らかの問題が発生したときでも、途中解約で資金を引き出すことができないのは、無視できないリスクと言えるでしょう。

2-2 貸し倒れの可能性がある

ソーシャルレンディングは融資なので、融資先の事業がたとえうまくいかなくても、金利収入は基本的に入ってきます。ただし融資指先の事業が失敗してしまえば、貸し倒れのリスクが発生します。
日本のソーシャルレンディング会社では、貸し倒れ事態はめったに起きません。しかし、今後増えていく可能性もあり、投資家は常に貸し倒れの危険と、貸し倒れが起きた時の、担保の確実性を考えながら投資しなければいけません。 つまり、貸し倒れが起こることを織り込んで、リスク管理をしなければいけないのです。

2-3 事業者リスクが大きい

ソーシャルレンディングは、日本ではまだ10年ほどの歴史しかなく、運用を行う会社も中小企業が多いです。 SBI ソーシャルレンディングなど、大手金融グループのグループ会社また東証マザーズ上場企業のロードスターなど、ソーシャルレンディング事業が軌道に乗り、成長している会社も見られますが、それでもまだまだ数は少ないです。
2017年、2018年と、金融庁から行政処分を受ける会社が相次いでおり、投資リスクとして、事業者自体の問題があるという、事業者リスクがクローズアップされています。
ラッキーバンクやグリーンインフラレンディングのように、案件の運用が順調に推移しているのに、金融庁から処分を受けたことによって営業停止状態になり、投資家に資金が返済されていないという会社も続々と現れています。
これからソーシャルレンディング投資を行う上で、最も懸念しなくてはいけないリスクは、事業者リスクだと言えるでしょう。

2-4.税制面での優遇制度がない

ソーシャルレンディングで収益が出た場合、当然所得税が発生します。ソーシャルレンディングは雑所得に分類されているため、株や FX の利益における分離課税のような優遇措置がありません。そのため収入が増えれば増えるほど、累進課税で税率はアップしていきます。給与所得と合わせて、900万円以上の所得がある人は所得税率が30%にまでアップしてしまいます。株の所得に対する最高税率が20%ということを考えると、ソーシャルレンディングの税率の優遇制度がない点は、デメリットと言わざるを得ません。
また基本的にソーシャルレンディングの利益は、源泉徴収として20.42%源泉徴収税金を引いた上で、個人口座に振り込まれます。源泉徴収が行われているのに、株取引のように確定申告の手間を省くことができない点もデメリットと言えるでしょう。

3.安全にソーシャルレンディング投資をするためには

ソーシャルレンディングで安全に利益を出していくためには、どのような点に注意をすれば良いでしょうか。

3-1.安心できる投資先を選ぶ

事業者リスクが大きくなっている現在、最も考えなければいけないリスク対策は安心して投資できる会社を選ぶことです。その意味では SBI グループに所属している SBI ソーシャルレンディング、また上場企業であるロードスターキャピタルの運営するオーナーズブック、 LC ホールディングスの1社である LC レンディングなどが、比較的安全な投資先と言えるでしょう。
ただし、これらの会社の中でも案件ごとにリスクは違ってきますし、事業者リスクが発生しないわけではありません。開示されている情報の中から、きちんとリスクを把握していきましょう。

3-2 利回りばかりを見ない

もう一つ重要な安全投資対策は、利回りばかりを追求しないことです。利回りは投資家の利益になりますが、融資先にとっては返済金利の高さにつながるため、利回りが良い案件=返済リスクが高い案件といえます。
利回りが高ければ高いほど、貸し倒れが発生する可能性が高いのです。その点を理解して、ローリスクローリターン案件やミドルリスクミドルリターン案件にも投資をしていきましょう。

3-3 分散投資を行う

事業者リスクを軽減するために必要な対策が、分散投資です。利回りが良い、担保がしっかりしているからと、1社集中投資をしていると、投資資金の大半を事業者リスクによって失う可能性が出てきます。
投資する案件の種類や投資する会社、投資する時期などを分散していくことで、リスクの分散を図っていきましょう。まとまったお金があるからといって、いきなり一つの会社に投資することは大変危険です。

まとめ

ソーシャルレンディングは、投資した後手間をかけずに不労所得を得られる投資手法です。その意味では利益を出すためのハードルが大変低く、つい一気に大金を投資したくなってしまう人もいるでしょう。
しかし業界内では、ようやく事業者の問題点が顕在化し、金融庁の私道で投資家保護のための取り組みが図られている段階です。きちんとリスク管理ができるようになってから、まとまった金額を投資していくようにしましょう。 逆にリスク管理ができるようになれば、これほど簡単に不労所得を得る手段はないとも言えます。


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