ソーシャルレンディングの他の投資手法と比較した時の利回りは?

ソーシャルレンディング投資は、手間をかけずに安定した収入が見込める投資手法として人気です。投資の中でも利益を得る方法として、主にキャピタルゲインとインカムゲインという2つの方法があります。ソーシャルレンディングはこの2つの内、インカムゲインに該当します。売買益ではなく、運用によって定期的に利益を生み出し、安定した収益を目指していく投資手法です。
ソーシャルレンディングを、他のインカムゲインの投資手法と比較したときの収益性はどの程度なのか、その数字をここでは比較していきます。

1.不動産投資は3~20%と多岐にわたる

インカムゲインの代表的な手法と言えば不動産投資でしょう。土地や建物を他人に貸出し、毎月の安定した家賃収入を得ていきます。物件を購入し、運用するまでは時間が掛かりますが、一度に入居者が決まってしまえば、退去まで安定した利益を獲得できるのが大きなメリットです。
不動産投資の利回りですが、投資対象によって大きく異なってきます。例えば都心の新築マンションの場合は価格が高騰しているため、現在購入しても2%程度、高くても4%程度と言われています。しかし価格の安い中古マンションであれば、利回り5%以上のものもありますし、7~8%も珍しくはありません。さらに利回りの高い物件を求めるのであれば、マンションよりも価格の安いアパートや戸建などを購入し、運用することで高い収益性を得られます。
ただし価格が安ければ、それだけ入居者を見つけるのに時間や費用がかかり、修繕などのコストも発生します。手堅く行くのであれば築浅の中古マンションで利回り5%程度を目指し、高い収益性を狙うのであれば、中古の一棟アパートなどを購入して、利回り10%前後を目指すことが可能です。
建物の価値がつかない築古物件を購入して、リフォームして貸し出せば利回り20%になることもありますが、初心者向けとは言い難いです。

2.株の配当金は2~3%程度

次にメジャーな投資手法である株式投資を考えてみましょう。株式投資は基本的には、売買によって差益を狙うだと言われるキャピタルゲインの投資手法です。しかしキャピタルゲインだけではなく、株を所有することによる配当金収入を得ることができます。
つまり、キャピタルゲインとインカムゲインの両方が狙える投資手法となのです。また配当金以外にも株主優待として、商品券や各種サービスなどをもらえます。
株の配当金は国内株に限れば、1%から2%程度のものが多いです。利回りが高いものを探してみても3%に達していれば、非常に高いと言えます。
また株の配当金は業績に連動して配当されるため、企業が赤字になってしまうと配当金が支払われません。インカムゲイン狙いで安定した利益を得ていくことは、少し難しいかもしれません。あとまで売買益を中心に株式を所有し、決算日前後に所有していて配当金が出たらラッキーだ、というぐらいに思っておきましょう。

3.社債で人気のものは2%

企業が資金を調達するために発行する社債。個人向け社債を発行している企業も日本にはいくつかあります。その中でも特に人気が高いのはソフトバンクです。ソフトバンクの社債は会社の倒産リスクが低いこともあって、売りに出るとあっという間に満額まで売れてしまうほどの人気です。
気になるその利回りは2%となっていますが、元本を喪失するリスクが低いことを考えると、決して悪い利回りではありません。所有しているだけで利益が発生するのですから、まさに不労所得と言えるでしょう。
単体で大きな利益を出すことは難しいですが、他の投資と組み合わせてリスク管理と分散をするための手段としては、決して悪い選択肢ではないでしょう。

4.国債や定期預金は0.1%程度

ソフトバンクの社債の人気が高いと言っても、ソフトバンクも一企業である以上、倒産リスクがないわけではありません。ソフトバンクは借入額が非常に大きく、自転車操業をしている企だとも言われています。何かの間違いで倒産に追い込まれる可能性は、決して0ではないのです。
大企業の社債以上に手堅い投資先と言うと、国債や定期預金になるでしょう。これらに関しては元本損失のリスクがほぼ存在しないと言ってもいい、安定度です。定期預金は銀行が倒産しない限りは損失がありませんし、銀行が仮に倒産したとしても、1銀行あたり1000万円までは個人の資産は保全されます。また個人向け国債は、日本という国が破綻しない限りはその価値が失われることはありません。
ただし当然ながら利回りに関しては非常に低いものであり、個人向け国債は0.1%程度、定期預金で利回りが高いものを探しても0.1%から0.3%といったところでしょう。投資対象としてはやや厳しいものがあります。

5.REITは4%前後

ソーシャルレンディングと似た性質を持っている投資手法の一つにREITがあります。REITとは証券化された不動産債権であり、証券市場に上場しているため売買できます。そのため売買益を得ることもできますし、所有所要しているだけでも、3%から5%前後の運用利回りが得られるというメリットがあります。
不動産メインで投資している人にとっては、株式以上に手堅い投資先だと言えるでしょう。ソーシャルレンディングと違って、市場の状況が悪い時には手放すことができるメリットもあります。ただし株式市場や不動産場の景気とも連動しているので、景気が悪い時にはREITの価格も下がってしまい、大きな損失が発生する可能性があります。もちろん手放さずに所有していれば、値上がるまで待つこともできます。
REIOで利益を出していくのであれば、基本的には分配金を目当てに投資しましょう。その過程で想定よりい値上がりした時に売却することで、利益を出していくのが良いでしょう。

6.不動産投資クラウドファンディグは4~8%とやや低い

ソーシャルレンディングと非常に似た性質を持っている投資手法として、不動産投資型クラウドファンディングがあります。ソーシャルレンディングとの最も大きな違いは、融資ではなく投資であるということです。そのため途中での解約が可能であり、投資先の情報は明らかにされるというメリットがあります。ただし不動産の運用がうまくいかなければ利益が確定しないので、提示されている利回り通りの利益が出ないことも起こりえます。
また先日不動産会社であるTATERUで、融資の際の書類改ざん疑惑が発覚しました。その影響で、TATERUが運営している、TATERUファンディングも現在案件募集停止状態に陥っています。
利回りとしてはTATERUファンディングやRENOSYを見ると、4%から8%の間になっています。安全性を求めるのがあれば、やや低い利回りの4%から5%前後の案件が中心となってくるでしょう。まだまだこれから成長していく投資手法ですが、ソーシャルレンディングと比べルト、全体的にやや低めの利回りです。ただし、投資家の安全についてはソーシャルレンディングよりも対策が施されています。

7.投資信託は5%以上

不労所得を得られる投資手法して有名なもののひとつに、投資信託があります。投資信託と言っても様々な種類があり、国内向けの投資対象を購入するもの、海外の株式などを購入するものがあります。平均的な利回りとしては5%から8%といったところでしょう。
プロのトレーダーに資産の運用を依頼しますが、必ず利益が出るとは限りません。利益が出なかった場合でも、運用手数料を支払わなければいけないというデメリットがあります。収益性が高い投資信託を購入するのであれば、海外株や海外為替などの投資信託を選ぶようにしましょう。10%以上の利回りのものもあります。

8.FXのスワップ金利収入はリスクコントロール次第で10%以上

インカムゲインとしてあまり注目されることはありませんが、FX(外国為替取引)でもインカムゲインを得ることはできます。それは金利差を生かしたスワップ金利収入です。特に日本は現在マイナス金利に突入しており、金利はほぼゼロといって良い状態です。高金利通貨とのペアを購入することで、二つの通貨の金利差収入を得ることができるのです。
例えば高金利通貨の一つとしられる南アフリカランドは、現在金利が4%です。日本円と南アフリカランドのペアを持つだけで、金利収入が4%入ってきます。ただし、高金利通貨は相場下落リスクが大きく、南アフリカランドやトルコリラなど、高金利通貨は全体的に為替相場が、下落傾向にあります。
FXの特徴として、レバレッジをかけられる点が挙げられます。日本国内ではハイリスクハイリターン投資を抑制するために、最近ではレバレッジをかけづらくなってきています、これまでの最大のレバレッジの倍率は25倍でしたが、今後最大で10倍に規制される見通しとなっています。それでも南アフリカドルをレバレッジ10倍で所有すれば、根管利回りは何と40%にもなります。しかもほぼ毎日配当されるため、複利投資もしやすいです。
ただしレバレッジ10倍投資をすると、自分のポジションと逆に相場が10%動けば、証拠金が0円になってしまうので、投資した金額を全て失ってしまいます
現実的に安全な運用でリスク管理をしていくのであれば、スワップ金利狙いでは2~3倍といったところが限界でしょう。

まとめ

ソーシャルレンディングを他の投資手法と比較してみました。現在ソーシャルレンディングの利回りは4%から10%程度が多く、業界平均では7%といったところでしょう。
インカムゲインが得られる投資手法の中では高い利回りと言いますが、様々なソーシャルレンディング会社で問題が起こっているように、投資家もそれぞれソーシャルレンディングのリスクを慎重に考えなければいけない時期にきています。リスクコントロールを行うために、短期運用案件、高利回り案件、短期と長期運用案件など、様々な種類の案件を組み合わせ、投資先を選んでいきましょう。


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