Crowd Lease

クラウドリース

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アミューズメント関連施設や飲食店への融資案件多!利回りも高く一定の評価を獲得

クラウドリースは、アミューズメント関連施設への融資を主軸に営業しているソーシャルレンディング会社です。国内では不動産事業への融資をメインとしたソーシャルレンディング会社が目立ちますが、アミューズメント関連施設メインのソーシャルレンディングであるクラウドリースの評判、そして収益性、安全性はどの程度になっているのでしょうか。投資家の観点で分析してみます。

 

1.クラウドリースとはどのような会社か

クラウドリースは東京都港区に本社を構えるソーシャルレンディング会社です。会社が設立されたのは2015年10月。営業開始してからまだ2年半ほどしか経過していませんが、すでに募集実績は100億円を超え、会員登録数も5000人に迫る勢いを持つ中堅ソーシャルレンディング会社です。

アミューズメント関連施設や飲食店への融資案件を数多く投資家に対して提供しており、利回りの高さもあって一定の評価を得ていると言えるでしょう。これまでの返済実績も50億円以上でかつ貸し倒れもないなど、営業開始以降特に目立った問題は見られません。またmaneoマーケットのシステムを使用する、いわゆるmaneoグループと言われる会社です。セミナーなどもmaneoと共同で開催しています。

 

2.クラウドリース案件の特徴

ではクラウドリースはどのような案件を提供し、投資家にはどのような点がメリットとなっているのでしょうか。

 

2-1.アミューズメント関連施設への融資がメイン

クラウドリース最大の特徴はアミューズメント関連施設や飲食店への融資が多いという点です。店舗の開発資金や設備の購入資金であったり、他店舗の買収のための資金の融資であったりするケースが多いです。また中には設備そのものを融資して金利収入を得ている案件もあります。国内のソーシャルレンディング会社の案件では事業用資金を必要とする会社への融資、また不動産購入資金を必要とする事業者への融資案件が目立ちますが、店舗の運営費や設備の購入費を必要とする事業会社への融資案件はそう多くはありません。

クラウドリースの案件は他の会社にはない独自性を有しています。ただアミューズメント関連施設は主にパチンコ店です。パチンコ店は収益性が高い一方で業界の縮小が続いているため、必ずしも先行きの明るい業界とは言えない点に注意しておきましょう。

 

2-2.短期運用かつ高利回りの案件が多い

投資家にとって最も気になるのは収益性と安全性でしょう。収益性を見るとクラウドリースの利回りはおしなべて高めだと言えます。現在募集が出ている案件でも10%~11%といった業界の平均水準を大きく上回る利回りの案件が目立ちます。これまで募集されてきた案件を見ると、利回りが低いものでも8%程度であり、高いものでは最大で11%と業界平均と比べれば非常に高い数字と言えるでしょう。収益性はかなり期待できるものがあります。

また利回りの数値が高い案件は総じて運用期間が長い傾向にありますが、クラウドリースは10%を超える案件でも運用期間が半年程度のものもあります。リスクを避け、資金が拘束される期間をできるだけ短くしたいという人にとっては、半年程度の案件に投資できるのはメリットになるでしょう。

 

2-3.貸し倒れが起きたことはない

収益性の面や運用期間を見てもなかなか好条件が揃っているクラウドリースですが、募集実績と掲載実績を見ても、これまで貸し倒れが起きたことは一度もありません。これまでの募集案件の総数は1000件を突破していますが、一度も貸し倒れや分配金の遅延は発生していません。融資先の審査も厳密なものがあると言えます。

 

2-4.maneoのシステムを使っているいわゆるmaneoグループである

クラウドリースはサイトにアクセスするとわかりますが、maneoのソーシャルレンディングシステムと全く同じものを使っています。

maneoマーケットを通じて案件の資金募集を行っている、いわゆるmaneoグループの1社と言えます。そのためシステムの利用に際し、maneoが設けた一定の審査基準を通過しています。業務フローやコンプライアンス面においても大きな問題はないと考えられます。

ただし一方でmaneoグループといっても資本関係があるわけではありません。倒産リスクが低いわけではないことにも注意をしておきましょう。

 

3.クラウドリースの問題点

一方でクラウドリースに投資する時に、注意すべき点はあるのでしょうか

 

3-1.融資先であるパチンコ業界は閉鎖が続いている

クラウドリースのメイン融資先はいわゆるパチンコ業界です。パチンコ業界は年々店舗の閉鎖が続いており、またギャンブルを避ける人の増加によって売り上げ自体も減少傾向にあります。

確かにパチンコ店は収益性が高く、多くの人が訪れる店舗であればその利益は莫大なものになります。しかし地方を中心にパチンコ店の閉鎖が続いているため、必ずしも先行き明るい業界とは言えないでしょう。融資先の店舗が閉鎖される、融資先の企業が倒産する可能性も十分にあると言えます。

もちろんクラウドリースでも融資先の業績や決算情報の確認などの審査は行なっているでしょうが、想定しないリスクが発生することも十分考えられます。

 

3-2.担保の換金性が定かではない

クラウドリースが融資先から提供されている担保を見ると様々な種類のものがあります。不動産を担保に設定しているものもありますし、約束手形や動産であるパチンコ店の設備を担保に設定しているものもあります。

不動産担保や約束手形は担保としての換金性は比較的高いです。しかし動産の場合は必ずしも想定通りの価格で売却できるとは限りません。基本的には年数の経過で換金価値は下がると言えるでしょう。逆に貸し倒れが起きてしまった時に、どの程度担保が換金できるのかが定かではありません。現時点の経営実績ではケチをつけるところはありませんが、万が一貸し倒れが起きた時の不安を考えると、資金の大半を注ぎ込むのは危険かもしれません。

 

3-3.投資先の分散が難しい

クラウドリースの累計案件募集数は1000件以上。毎月数十件以上提供されています。それだけの案件があれば分散投資ができると考えるかもしれません。

しかし案件の内訳をよくみると、実は一つの大きな金額の案件を1000万円や500万円単位に分割した案件となっています。実質的には融資先の種類は限られており、小口に分けているだけなのです。様々な事業者や多様な事業に対して分散投資を考えた場合、クラウドリースでは限られた数社への融資となってしまうでしょう。

 

3-4.maneoのシステムを使っているため、手数料が高い

意外と気になるのが手数料です。maneoグループのシステムを使っている会社は出金手数料が高く、クラウドリースのメインバンクと別の銀行の口座に出金すると手数料が432円もかかってしまいます。同じ銀行、同じ支店であっても3万円以上だと手数料が発生してしまいます。毎月何万円もの分配金が入る人ならばそれほど気にならないでしょうが、数十万円程度の規模で投資している人にとっては出金すると利回りが目減りします。そのため他のソーシャルレンディング会社に分配金の再投資が難しいというデメリットがあります。

 

4.クラウドリースはこんな人におすすめ

クラウドリースは案件の条件だけ見れば利回りが高く、運用期間も短めと投資家には非常に大きなメリットがあります。しかし融資先の安全性を見ると縮小が続くパチンコ業界がメインであり、また担保の換金性も不透明さがあるなど、問題があった時にダメージが大きくなる危険性があります。そういった意味ではメイン投資先としてはリスクが高いと感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし優れた実績を持っているので利用しないのももったいない話です。メイン投資先にするにはリスクがありますが、早期償還が起きてちょうどよい投資先がない時に利用するとよいでしょう。


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